営業資料を1件作るのに、何時間かけていますか?構成を考え、テキストを書き、デザインを整え、修正を重ねる。1件あたり3〜5時間、月4件で年間240時間。その大半が「整える作業」に消えています。

生成AIを使えば、この作業時間を劇的に短縮できます。構成の設計からスライドの完成まで、10分で叩き台が完成する具体的な手順を解説します。

10分の内訳

構成 2分
テキスト 3分
スライド 3分
調整 2分
従来 3〜5時間 → AI活用後 10分 で叩き台完成

AIに任せる工程、人がやる工程

AIは万能ではありません。「整える作業」はAIに、「判断を伴う仕事」は人に。この役割分担がAI時代の営業資料作成の基本です。

AIに任せる(作業)
構成のたたき台作成
テキストの下書き
データ・事例の整理
スライドのデザイン生成
誤字脱字のチェック
人がやる(判断)
顧客固有の課題の理解
提案の方向性の判断
ストーリーの最終調整
価格・契約条件の確認
表現のニュアンス

10分で作る4ステップ

1
2 min

構成を設計する

Claudeにターゲット、課題、提案内容、ページ数を指示。数十秒で構成案が生成されます。

Claude
2
3 min

テキストを生成する

「各スライド3〜5行で、数字を入れて具体的に」と追加指示。定量データ入りの下書きが完成。

Claude
3
3 min

スライドにする

テキストをGammaに貼り付け。レイアウト、配色、画像配置まで一括で自動生成されます。

Gamma
4
2 min

カスタマイズする

ロゴ挿入、色・フォント調整、顧客名・日付の入力、数字の正確性チェック。

手動調整

ステップ1のプロンプト例

Claude への指示例

あなたはBtoB営業のプロです。以下の条件で提案書の構成を作ってください。
・提案先:従業員30名の製造業
・課題:紙ベースの在庫管理で月末棚卸に2日かかっている
・提案内容:クラウド在庫管理システムの導入
・ページ数:8〜10スライド
・ゴール:導入の意思決定を促す

プロンプトの書き方で品質が決まる

AIが生成する資料の品質は、プロンプト(指示文)の質で決まります。

良いプロンプトの構造

主語あなたは〜のプロです
ターゲット業種・規模・担当者の役職
課題現状の具体的な問題点(数字入り)
提案内容自社のサービス・製品
ゴール相手に何をしてほしいか
形式ページ数・トーン・分量

悪い例は「営業資料を作ってください」。良い例はターゲット・課題・提案内容を全て含んだ具体的な指示です。プロンプトが具体的であるほど、AIの出力品質は上がります。

ツール比較

Claude
長文理解力と論理的構成に強み。提案書のストーリー設計、競合分析に最適。
~¥3,000/月
Gamma
テキストからプロ品質のスライドを自動生成。構成力に優れ、Agentで情報検索も。
~¥1,200/月
Canva
デザインの美しさとテンプレートの豊富さが強み。ブランドキットで統一感も。
~¥1,800/月

おすすめは「Claude × Gamma」の組み合わせ。Claudeで構成とテキストを設計し、Gammaでスライド化。テキストの質とデザインの質を両立できます。

コスト比較:外注 vs AI内製

月4件の営業資料を作成する場合の年間コスト比較です。

デザイナーに外注

144〜480万円

年間(月4件 × 3〜10万円)

納期:3日〜1週間
修正対応:追加費用あり

AI内製化

約5万円

年間(Claude + Gamma)

納期:10分〜1時間
修正:何度でも無料

年間削減効果 140〜475万円 +スピード向上

よくある失敗と対策

1

AI出力をそのまま使う

自社の強みや顧客の文脈が抜け落ちがち。

→ 必ず人の目で自社情報を追加
2

プロンプトが曖昧

「いい感じの資料を作って」ではAIも困る。

→ ターゲット・課題・提案を具体的に
3

1回で完璧を求める

AIとの対話は1回で完成するものではない。

→ 対話を重ねて段階的に品質UP
4

デザインにこだわりすぎ

目的は「相手を動かすこと」。

→ 70点のデザインで十分なケースが大半

まとめ ― 営業担当の時間を「提案」に使う

構成設計2分、テキスト生成3分、スライド化3分、カスタマイズ2分。年間240時間の「整える作業」を解放し、その時間を「顧客の課題理解」と「最適な提案」に充てる。これがAI時代の営業スタイルです。

当社willBのAI研修プログラムでは、自社の商材でプロンプトを設計し、AIで提案書を作成する実践演習を行っています。研修翌日から使えるスキルを身につけたい方は、お気軽にご相談ください。