「Googleアナリティクスは入れてるけど、正直よくわからない」――こんな声を、経営者の方からよくいただきます。
Web制作会社に言われるまま導入したものの、管理画面を開いても数字やグラフが並んでいるだけで、何をどう見ればいいのかわからない。そんな状態で放置してしまっていませんか?
今回は、Googleアナリティクスの基本中の基本を、専門用語をできるだけ使わずに解説します。「そもそも何がわかるツールなのか」を理解するだけで、Webサイトの見え方がガラッと変わるはずです。
Googleアナリティクス(GA4)って何?
Googleアナリティクスは、Googleが無料で提供している「Webサイトのアクセス解析ツール」です。現在の最新版は「GA4(ジーエーフォー)」と呼ばれています。
ひとことで言うと、あなたのWebサイトに「どんな人が、どこから来て、何を見て、どう行動したか」を教えてくれるツールです。
お店に例えるとわかりやすいかもしれません。実店舗なら、お客さんが来れば顔が見えますし、どの商品を手に取ったか、何分くらい滞在したかも何となくわかります。でもWebサイトでは、訪問者の姿が見えません。Googleアナリティクスは、その「見えないお客さんの動き」を数字で可視化してくれるツールなんです。
GA4で何がわかるの? ― 4つの基本
1. 何人来たか
サイトにどれくらいの人が訪れているか。月に100人なのか1万人なのかで、サイトの規模感がわかります。
2. どこから来たか
Google検索からか、SNSからか、直接URLを入力してか。「どの入口が一番お客さんを連れてきているか」がわかります。
3. 何を見たか
どのページがよく見られているか。トップページだけで帰る人が多いのか、サービス紹介まで読んでくれているのか。
4. 何をしたか
お問い合わせ送信、電話タップ、資料ダウンロードなど、「成果につながる行動」がどれくらい起きているか。
この4つだけでも、「うちのサイトはちゃんと機能しているのか?」をざっくり判断できます。
最初に見るべき3つの画面
GA4にログインすると、たくさんのメニューが並んでいて圧倒されるかもしれません。でも、最初に見るべき画面は3つだけです。
1. ホーム画面(ログイン直後の画面)
ユーザー数やイベント数など、サイト全体のざっくりした状況が一目でわかります。まずはここで「最近サイトが元気かどうか」をチェックしましょう。
2. 集客の概要(レポート → 集客 → 概要)
訪問者がどこから来ているかがわかります。「Organic Search」が多ければSEOが効いている証拠。「Direct」が多ければ、リピーターや名刺交換からの流入かもしれません。
3. ページとスクリーン(レポート → エンゲージメント → ページとスクリーン)
どのページがよく見られているかがわかります。「思っていたページと違うページが人気」なんてこともよくあります。お客さまの本当の興味を数字が教えてくれます。
知っておきたい用語を5つだけ
ユーザー — サイトに訪れた人の数。同じ人が2回来ても「1ユーザー」。
セッション — サイトへの訪問回数。1人が朝と夜に来れば「2セッション」。
ページビュー — ページが表示された回数。1人が3ページ見れば「3ページビュー」。
イベント — サイト上でのあらゆるアクション。GA4ではすべてを「イベント」として記録。
コンバージョン — ビジネスの成果につながるアクション。「このサイトのゴール」のこと。
やってしまいがちな3つの間違い
「PV数だけ」を見てしまう。ページビューが多くても、お問い合わせにつながっていなければビジネス的には意味がありません。PVよりも「コンバージョン」を重視しましょう。
「昨日と今日」で比較してしまう。1日単位の変動はブレが大きいので、あまり意味がありません。前月比や前年同月比など、ある程度の期間で比較するのがコツです。
「数字だけ」を見て満足してしまう。大切なのは「数字を見て、次に何をするか」です。ユーザー数が少ないなら集客を強化する、直帰率が高いならページの内容を改善する。数字は行動のための材料です。
まとめ ― まずは月に1回、覗いてみよう
Googleアナリティクスは、正しく使えばWebサイトの健康診断ツールになります。最初から全てを理解する必要はありません。
まずは月に1回、ホーム画面を開いてみてください。「先月よりユーザーが増えた?減った?」「どのページが一番見られている?」この2つを確認するだけでも、Webサイトへの向き合い方が変わります。
「アナリティクスの見方を教えてほしい」「データをもとにサイトを改善したい」といったご相談も、当社willBのマーケティングチームがサポートいたします。数字の読み方から改善施策まで、一緒に考えていきましょう。