Case Study — Tortoise Inc.

会社の「見え方」を変え、
現場の事務をなくす

長野県でコンクリートの切断・穿孔工事を手がける株式会社トータス様。コーポレートサイト・企業PV・Instagramで若い世代に会社の魅力を届け、RPAで作業報告書の作成から受注管理・作業予定表までを自動化。ブランディングと業務改善の両面で伴走しています。

tortoise.co.jp
株式会社トータス コーポレートサイト トップページ
コーポレートサイトのスマートフォン表示
2
若手の採用を後押し
(2023年)
3業務
作業報告書・受注管理・
作業予定表を自動化
15分ごと
RPAが現場の報告を取得し
作業報告書を自動作成
12時間
1日の無人稼働
7:00〜19:00

※採用人数はサイト・PV・Instagram刷新後の2023年実績。処理間隔・稼働時間はRPAの設定値。経理入力の削減時間(1日5時間)は全現場に展開した際の見込みで、現在は段階的に展開中。

Overview

技術力はある。
足りなかったのは、伝える手段と、事務の仕組み

株式会社トータスは、長野県を拠点にコンクリートのコア抜き・カッター工事といった切断・穿孔工事でインフラを支える建設会社です。安全衛生と環境に配慮した施工で、建物や道路の改修現場を陰から支えています。

willBは2022年、採用に悩む同社のコーポレートサイト・企業PV・Instagramを一体で刷新するところから関わりを始めました。会社の見え方が変わって若手の採用が動き出したあと、次の課題は「現場と事務所のあいだで毎日発生する紙と転記」でした。2025年からはRPAで作業報告書の作成・受注管理・作業予定表の作成を自動化し、いまも運用を続けています。

01 Creative
会社の顔を、つくり直す
フルスクリーン動画のコーポレートサイト(日英対応)と、現場の社員が主役の企業PV。採用で「古臭い」を覆す。
02 Marketing
日常を、発信し続ける
Instagramで社員と現場の日常を継続発信。求職者が応募前に会社の空気を知れる場所をつくる。
03 DX
現場の事務を、自動化する
LINEの作業報告を15分ごとに作業報告書PDFへ。受注表からカレンダー登録、作業予定表の作成までRPAが担う。
01 Creative — Recruiting Brand

「建設業は古臭い」を、サイトとPVで覆す。

課題は採用でした。技術力や社風の良さは確かなのに、若い世代に会社の魅力が伝わらない。建設業界特有のイメージが応募の手前で壁になっていました。

willBはコーポレートサイトを全面リニューアルし、現場の映像をフルスクリーンで見せるヒーローと、日英バイリンガルのモダンな構成に刷新。同時に企業PVを制作し、現場で働く社員のリアルな姿を映像で発信しました。翌2023年、若手2名の採用につながっています。

企業PV。現場と社員の姿をそのまま映す

01
現場の映像で語るコーポレートサイト
トップは現場を歩く社員のフルスクリーン動画。文字で「安全」「技術」を並べるより、仕事の現場そのものを最初に見せる構成にしました。
02
日英バイリンガル対応
多国籍の社員が働く会社として、サイトを日本語と英語で用意。求職者にも取引先にも同じ顔で届きます。
03
社員が主役の企業PV
機械や実績ではなく、働く人を映す。応募前に「どんな人と働くのか」がわかる映像にしました。
02 Marketing — Instagram

応募の前に、会社の空気を知ってもらう。

Instagram — tortoise_nagano

社員の顔と現場の日常を、継続して発信する。

サイトとPVが「会社の顔」なら、Instagramは「会社の日常」。社員一人ひとりのポートレートと現場の様子を継続的に投稿し、求職者が応募前に会社の雰囲気を確かめられる場所をつくりました。

  • 撮影・編集・投稿までwillBが担当。現場の負担を増やさない運用
  • 社員のポートレートを軸に、人が見える発信に統一
  • サイト・PVと同じトーンで、どこから見ても同じ会社に見える設計
株式会社トータスのInstagram(tortoise_nagano)。社員のポートレートが並ぶプロフィール画面
03 DX — RPA Automation

現場のLINE報告が、15分後には作業報告書になっている。

切断・穿孔工事は、1日に複数の現場を回り、現場ごとに作業内容と数量が変わります。その報告を事務所で作業報告書に転記し、単価を当てて金額を計算する作業が、経理担当者の1日の大半を占めていました。

willBは、現場が普段使っているLINEの作業報告フォームを入口に、RPA(UiPath)とGoogleスプレッドシートで自動化の仕組みを構築。RPAが15分ごとに新しい報告を取得し、単価表と照合して金額と諸経費を計算、作業報告書のPDFをGoogleドライブに保存します。7:00から19:00まで無人で動き続け、事務所の仕事はできあがった報告書の確認だけになります。現在は現場全体への展開を進めながら運用しています。

Work Report Flow — 現場の報告から作業報告書PDFまで
STEP 1
現場からLINEで報告
作業を終えた現場がLINEメニューの作業報告フォームに回答。スマホだけで完結
STEP 2
RPAが15分ごとに取得
事務所のPCでUiPathが新しい回答を自動で取り込む。7:00〜19:00稼働
STEP 3
単価表と照合して自動計算
作業種別・数量から金額を算出。諸経費も自動で加算
STEP 4
作業報告書PDFを自動保存
報告書番号を採番し、Googleドライブの所定フォルダへ保存
STEP 5
例外だけ人が修正
単価表にない作業や値引きはスプレッドシートで入力し、再計算ボタンで確定
Input
現場は LINEだけ
Interval
15分 ごとに自動処理
Target
経理入力 1日5時間 削減見込み
Order Management — 受注からカレンダー、作業予定表まで

受注表に入力すれば、カレンダーにも予定表にも反映される。

電話で受ける注文は、カッター・コア抜き・その他の3種類の受注表に入力するだけ。保存と同時に希望日でGoogleカレンダーに「未確定」の予定が立ち、日程が決まったらカレンダー上で確定します。週の作業予定表は、カレンダーからワンクリックで6日分を書き出せます。

Step 1 — Spreadsheet
受注表に入力
会社名・現場・作業種別・数量・希望日を工種別のフォームに入力し、保存。受注IDが自動で振られます。
会社名○○建設 株式会社
現場長野市 ○○ビル 改修
作業Coコア 160φ × 6本
希望日2/5〜2/12
保存してカレンダーへ
Step 2 — Google Calendar
カレンダーに「未確定」で自動登録
希望期間の最短日に予定が立ちます。日程が決まったらカレンダーで動かして確定。詳細はそのまま予定の本文に。
3456789 10111213141516
2/5 【未確定】○○建設 株式会社
【作業内容】Coコア 160φ × 6本
Step 3 — Schedule Sheet
作業予定表をワンクリックで作成
確定した予定をカレンダーから取得し、日曜を除く6日分の作業予定表に。会社名・担当・現場・作業内容が並びます。
カレンダーから取得

※図は仕組みの説明用のイメージです。会社名・現場・数量は架空のものです。

運用しながら、ルールを足していく
諸経費の自動加算、再計算時の除外条件、作業種別ごとの単価判定。稼働後に現場から出てきた要望を、2025年4月・5月・7月と段階的に仕様へ反映しました。
動画マニュアルと、止まったときの手順書
操作は説明動画で、RPAが止まったときの原因と再起動手順は文書で。担当者が変わっても回せる形で引き渡しています。
いま使っているツールの上に組む
LINE・Googleスプレッドシート・Googleカレンダーという、すでに使っている道具の上にRPAを重ねる設計。新しいシステムを覚える負担がありません。
Timeline

採用ブランディングから、現場事務の自動化へ。

2022
コーポレートサイトを全面リニューアル、企業PVを制作、Instagram運用を開始
フルスクリーン動画と日英対応のサイト、現場の社員を映すPV、日常を発信するInstagramを一体で立ち上げ。
CREATIVE / MARKETING
2023
若手2名の採用
刷新した会社の見え方が、応募と採用につながる。
RESULT
2025.02
RPAによる業務自動化が稼働
LINE作業報告の作業報告書PDF自動保存、受注表のカレンダー連携、作業予定表の自動作成。3業務を同時に立ち上げ。
DX
2025.04
運用に合わせて仕様を拡張
4月から7月にかけて、諸経費の自動加算、再計算の除外条件、作業種別ごとの単価ルールを段階的に追加。
DX
Ongoing
伴走は、いまも続いています。

会社の見え方を変える仕事と、毎日の事務をなくす仕事。willBは制作物を納めて終わりではなく、稼働後に出てくる要望をひとつずつ仕組みに変えています。「現場の報告と事務所の転記」に同じ課題をお持ちの建設・施工会社の方は、お気軽にご相談ください。

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